なぜストレートネックになるといけないのでしょうか?
人は頚椎で自身の頭を支えています。 頚椎に正常な前彎があることにより、頭の重みをうまく分散する事が出来るのですが、真直ぐな状態になるにつれ、頭の重みが直接頚椎に負担を掛けてしまいます。
また、頭の重心は耳の穴の前上方の頭の中心(蝶形骨の辺り)にあります。 首と頭との関節の前に頭の重心がある為、立っていたり、座っていたりするだけで、首の後ろにある抗重力筋(重力に逆らって体を支える筋)が働いているのです。 ストレートネックになりますと、頭の重心が前方に移動し、テコの原理で、より頭を支える抗重力筋に負担が掛かってしまいます。
これらのことにより、長年、ストレートネックを放っておきますと、頚椎の変形や筋肉の萎縮に繋がり、痛みや症状の悪循環に陥ります。
実際に治療した方のレントゲン写真やMRI画像を確認しますと、頚椎に変形があったり、首の後ろの筋肉の太さが正常の1/2~1/3程度に萎縮している場合もありました。 筋肉の萎縮に対しては、トレーニングにより回復する可能性は多くありますが、変形してしまった骨に対しては保存的療法(いわゆる外科的手術ではない治療法)では形を変えることが出来ない為、繰り返しになりますが早期に治療を開始する事が大切となってくるのです。 但し、骨に変形がありましても症状を改善させることは可能です。 骨の変形とアライメント異常(骨の位置の異常)は異なります。 アライメント異常(ストレートネック)の改善は可能です |